哲学プラクティス連絡会 / PhilosophicalPractice

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大会情報

【哲学×政治シンポジウム】10/21(土)開催 「ー市民社会と哲学プラクティスー 民主主義の危機に哲学は何ができるのか?」

 

 

【哲学プラクティス前日祭 シンポジウム1】 

 

ー市民社会と哲学プラクティスー
民主主義の危機に哲学は何ができるのか?

 
【日時】
10月21日(土)10:00-12:00(9:30受付開始)
 
【会場】
立正大学品川キャンパス4号館421教室
 
【プログラム】

ー市民社会と哲学プラクティスー民主主義の危機に哲学は何ができるのか?

現在、世界各国における右翼政党の勃興や、ポピュリズムの拡大、日本でも安全保障関連法や共謀罪の可決など、いたるところで民主主義の危機が叫ばれています。
 
こうした状況に「哲学プラクティス」は何ができるのでしょうか?
 
今日、哲学的な対話を社会に生かそうとする運動「哲学プラクティス」がひろがりを見せる中、それと「市民社会」がどのようにかかわりうるのかについては、これまでそれほど議論されてきませんでした。しかし、わたしたちが市民社会を考えるとき、そこには当然「政治」が含まれます。さらに昨今の国内外の様々な政治状況を踏まえれば、哲学プラクティスがどのように現実の政治に向き合うことができるのか、その可能性を探る意義はあるでしょう。
 
哲学プラクティスでの「反省的な思考」や「対話的な活動」が、いわゆる「熟議」や「シティズンシップ教育」と重なり合う部分は多く、それは民主主義を支える紐帯となりうるのではないでしょうか。哲学プラクティスがどのように現実の政治と向き合い、市民社会の形成にかかわりうるのか?
——その可能性と困難について考えるシンポジウムを開催します。

 

〈登壇者〉

寺田俊郎(上智大学文学部哲学科教授)
中野晃一(上智大学国際教養学部教授)
本間信和(元SEALDs・筑波大学大学院博士前期課程)
 
〈プロフィール〉
寺田俊郎(てらだ としろう)
上智大学文学部哲学科長・教授、同グローバル・コンサーン研究所所員。主な研究分野はカント哲学、近現代の実践哲学、臨床哲学。2000年ごろから哲学カフェ、子どもの哲学の実践と研究を始める。カフェフィロ会員、こども哲学・おとな哲学・アーダコーダ会員。編著書に『世界市民の哲学』(共著、晃洋書房、2012年)、著書に『哲学カフェのつくりかた』(共著、大阪大学出版会、2014年)、訳書に『二人称観点の倫理学』(共訳、法政大学出版局、2017年)など。
 
中野晃一(なかの こういち)
上智大学国際教養学部長・教授。専門は政治学(日本政治、比較政治、政治思想)。東京大学(哲学)および英国オックスフォード大学(哲学・政治学)の両校を卒業ののち、米国プリンストン大学にて政治学の修士号および博士号を取得。現代日本政治のさまざまな問題について、比較、歴史、思想的背景を重視した視座から研究を行ってきた。研究課題は、グローバル化とナショナリズム、靖国問題、言語とメディアと政治、行政改革と天下り、地方分権、政策アイデアの国際的伝播など。研究活動のかたわら、海外および日本メディア(The Economist、BBC、Reuters、AP、New York Times、Washington Post、Wall Street JournalやNHK、朝日新聞、共同通信など)を通じて、しばしば日本の政治について論評を行う。また、安全保障関連法に反対する学者の会、立憲デモクラシーの会などの呼びかけ人として活動中。著書に『右傾化する日本政治』『戦後日本の国家保守主義』(共に岩波書店)など。
 
本間信和(ほんま のぶかず)
1994年神奈川県川崎市生まれ。筑波大学に在学中に、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の中心メンバーとして活動。現在は、筑波大学大学院人間科学研究科教育学専攻博士前期課程に在学している。
 
【参加費】1000円(高校生以下無料)
※当日受付にてもらい受けます。
※10月22日(日)哲学プラクティス連絡会大会にご参加される方は、翌日の年会費の支払いが1000円オフになります。(大会詳細はこちら
 
【申込方法】
参加される方は、以下のリンクにアクセスの上、フォームに入力をお願い致します。
https://goo.gl/forms/gNgFfSBTZm5WRoOj2

 
教室の都合上、定員に達しましたら参加をお断りする場合があります。先着順とさせて頂きますので、お早めのお申し込みをお願い致します。
 
おもに対話という方法をもちいながら、哲学的なテーマについて共同で探求する実践的な活動をさす、哲学プラクティス連絡会のイベントです。どなたでもご参加いただけます。
 
【主催】哲学プラクティス連絡会
【共催】 対話探究ラボSCiP、立教大学文学部教育学科