哲学プラクティス連絡会 / PhilosophicalPractice

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大会情報

第11回哲学プラクティス連絡会大会<プレ企画>(オンライン)

「〈ひらかれた場〉って言うけれど、誰に?何に?どうやって?」

 

今年度の哲学プラクティス連絡会では、

「〈ひらかれた場〉って言うけれど、誰に? 何に? どうやって?」

というテーマを掲げ、開催準備を進めています。

 

「ひらかれている」

 

あたりまえのように使われてきたこの言葉。

その実現のために、アクセシビリティや情報保障といった取り組みがなされています。

けれども、私たちはいま、立ち止まって問い直してみたいのです。

 

この「ひらかれた場」とは、誰に対して、何に向けて、どのようにひらかれているのか?

私たちはこの問いの根本にもう一度立ち返り、

「場のあり方そのもの」を見つめ直してみたいと考えています。

 

そのためにもまず、運営メンバー自身が問いの前で立ち止まり、

耳を澄ませ、言葉を交わす時間を持つことが必要だと考えました。

 

そこで、大会に先立ち、運営者・発表予定者・参加予定者などの皆さまとともに、

様々な形で「ひらかれた場」のための実践をされてきた方々にお話をうかがい、

「大会そのものの〈あり方〉」を考えるプレ企画を開催します。

 

また、ご発表を検討される方にも、ご自身なりの<ひらくとはなにか>への応答の
ヒントや手がかりを、このプレ企画のなかで見つけていただけたらと願っています。

 

“テーマに合っているか不安”
“そもそも<ひらく>必要があるのかわからない”

そんな迷いも含めて、問いの前でともに立ち止まり、考えるところから我々とご一緒していただけませんか。

 

プレ企画は大会に参加されない方々もご参加いただけます。大会をより「ひらかれた場」にするための対話の機会として、ぜひご参加をお待ちしております。


■日程

2025年5月27日(火)から、2025年7月8日(火)まで
毎週火曜夜開催/全 7 回

■時間

各回19:30〜21:00(完全終了 21:30)/Zoom開催
※録画でのアーカイブ配信は予定しておりませんが、お申し込み者にはすべて、お申し込み回のダイジェスト・レポートを後日配布いたします。
(ダイジェスト・レポート配布時期に関しましては大会開催前までを目指しております。)

■参加費

7回通しチケット:7000円
1回ごとのお申し込み:1500円

■お申し込み
https://philosophicalpractice-pre.peatix.com/

■キャンセルポリシー
原則、返金不可とさせていただきます。
ただし、お申し込み回につきましては、自己都合で参加できなくなった場合にも、ダイジェスト・レポートは後日配布いたします。

■登壇者

① 5月27日(火)
玉木幸則 氏(著述家、テレビタレント、障害者相談支援専門員)
「その“気ぃつこた感”って誰得?」― “配慮したつもり”がウザがられる、“ズレる配慮”の悲喜こもごも

② 6月 3日(火)
松波めぐみ 氏(大阪公立大学アクセシビリティセンター)
「“誰でもどうぞ”って言うけど、“来てほしい人”決まってない?」― “ひらく”は “えらぶ”?

③ 6月10日(火)
長津結一郎 氏(九州大学大学院芸術工学研究院)
「“みんなでつくる”って言うけど、だいたい誰かいなくない?」― 「ここにいていい」と思うことのできない壁とは

④ 6月17日(火)
新井雅人 氏(特別支援学校教諭、特別支援教育士、公認心理師)
「“特別扱いしない主義”とか言うの雑じゃない?」― “特別扱いしない”ことは平等なのか、平等とは距離をおくことなのか

⑤ 6月24日(火)
中村美亜 氏(九州大学大学院芸術工学研究院)
「“声を聴いてます”って言う人、だいたい喋ってない?」― 誰の声を“文化”にしようとし、誰の声を置き去りにするのか

⑥ 7月1日(火)
久保博揮 氏(一般社団法人日本ダイバーシティ推進協会代表、公認心理師)
「“多様性って大事”は、いつから呪文になったの?」 ― ハッシュタグじゃ社会は変わらない

⑦7月8日(火)
小林茂 氏(情報科学芸術大学院大学[IAMAS])
「AI が親友、って言ったら笑われますか?」―ただ 聞いてくれるし、尋ねてくれる

 


第11回哲学プラクティス連絡会大会 は、9月20日(土)21日(日)南山大学(愛知県名古屋市)にて開催!併せて、日本哲学プラクティス学会によるシンポジウムも、連携したプログラムの1つとして同日同会場でおこないます。