哲学プラクティス連絡会 / PhilosophicalPractice

哲学プラクティス連絡会 / PhilosophicalPractice

大会情報

2017年09月20日

【哲学プラクティス座談会】10/21(土)開催「哲学の未来をつくるー哲学プラクティスのこれまで、そしてこれからー」


【哲学プラクティス前日祭 シンポジウム3】
 
哲学の未来をつくる
ー哲学プラクティスのこれまで、そしてこれからー

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2017年09月20日

【哲学×教育シンポジウム】10/21(土)開催「ー学校で考え議論するって本当に可能ですか? ー道徳・アクティブラーニング・哲学対話の新教育観を探るー」


【哲学プラクティス前日祭 シンポジウム2】
 
学校で考え議論するって本当に可能ですか?
ー道徳・アクティブラーニング・哲学対話の新教育観を探るー

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2017年09月20日

【哲学×政治シンポジウム】10/21(土)開催 「ー市民社会と哲学プラクティスー 民主主義の危機に哲学は何ができるのか?」

 

【哲学プラクティス前日祭 シンポジウム1】 

 

ー市民社会と哲学プラクティスー
民主主義の危機に哲学は何ができるのか?
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2017年09月20日

【10月21日土】第3回哲学プラクティス連絡会前日祭開催概要


 
哲学プラクティス連絡会は、哲学プラクティスの普及と発展、実践者や研究者の相互の交流をはかることを目的として、2015年に発足しました。10月22日(日)の本大会に先立つ21日(土)に、立正大学で前日祭イベントを開催します。どなたでもご参加いただけます。
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2017年09月19日

トークセッション「学生のための哲学プラクティス連絡会 2017」 団体紹介募集(9/29まで)

哲学プラクティス連絡会第3回大会トークセッション「学生のための哲学プラクティス連絡会」 に関連し、団体紹介を募集いたします。以下、トークセッション企画の廣畑さんからいただいた募集テキストを掲載いたします。みなさまぜひ、情報お寄せください!

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2017年09月11日

【10月22日】第3回哲学プラクティス連絡会開催概要


 

今年も、哲学プラクティスに関心を持つすべての人が、大人も子どもも集まり、親交を深めること、それを通じ、実践・研究をよりひろげていくことを目的に、第3回大会を実施いたします。

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2017年07月03日

第3回大会 ブース / プレゼンテーション / ワークショップ 募集開始

哲学プラクティス連絡会第3回大会の開催にあたり、みなさまからの発表(ブース/プレゼンテーション/ワークショップ)を募集します。応募用紙 (様式あり)にご記入のうえ、期日までに下記応募先へメールにてご送付ください。なお、募集は22日立教大学での開催に限らせていただきます。
 
みなさまからのご応募お待ちしております。
 
*応募にあたっては、募集要項、応募用紙を下記よりダウンロードのうえ、ご確認ください。
 
◆募集要項はこちら

◆応募用紙はこちら
 
■エントリー締切: 2017年8月20日(日)
 
■応募先/お問い合わせ先
哲学プラクティス連絡会
Email: philosophical.practice.japan@gmail.com

立教大学 河野哲也研究室  TEL:03-3985-3569

2017年07月03日

第3回大会開催決定:2017年10月21日-22日

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哲学プラクティス連絡会第3回大会の開催が決定いたしました。今年も2日間にわたり開催します。
 
日時:2017年10月21日-22日
場所:21日 立正大学(前日祭)、22日 立教大学(哲学プラクティス連絡会)
 
今回3回目となるこの大会は、哲学プラクティスに関心を持つすべての人が集まり、相互に交流と親交を深めようとする場です。ついては、大会事務局企画のプログラム実施に加え、⑴ブース⑵プレゼンテーション⑶ワークショップの3形式で、ひろく企画や発表を募集いたします。
 
事務局企画のプログラムは前日祭として21日の立正大学で行う予定です。公募企画は、22日の立教大学での発表になります。
 
詳細は決まり次第、本ウェブサイトにてご案内させていただきます。
 
企画や発表の応募はこちらからお願いします。

2016年10月03日

第2回大会:ワークショップレポート WS1

8月27日、28日に実施した、哲学プラクティス連絡会 第2回大会。

本大会で実施いただいたワークショップにつきまして、スタッフによるレポートを掲載していきます。

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■ワークショップ1:子ども哲学理論研究(主催:土屋陽介、中川雅道、小川泰治)

 

「子ども哲学理論研究」では、哲学プラクティス連絡会の中にも学会的な要素があってもよいのではないかという思いから企画されたワークショップでした。はじめに三人の発表者の方が順番に発表を行い、その後に参加者全員が輪になって3人の発表をもとに哲学対話が行われました。このワークショップでは40名を越える方々が参加しました。

 

1番目に発表をした土屋陽介さんは子どもの哲学が道徳教育にどのように貢献するかというテーマのもとに発表をしてくださりました。道徳教育で養う「優れた性格」には個々の文脈や状況を判断し配慮する知的な働きも必要であり、この点において子どもの哲学はクリティカルシンキングという面で貢献する可能性があるとしました。ここから、「クリティカルシンキングとキャラクターエデュケーションは両立しうるか?」という問いに発展し、道徳教育における「教え込み」の問題となりました。子どもの哲学でのルールの「教え込み」に関して、リップマンなどの研究者の考えを引用しながら手続きと内容の教え込みの問題についてお話くださりました。

 

2番目に発表をした中川雅道さんは子どもの哲学で重視される「探究の共同体」とはなにかというテーマで発表をしてくださりました。もともと「探究の共同体」はリップマンの用語ではなく、パースが用いた用語で、科学的なものに対して言われていました。パースの概念としての「探究の共同体」に注目し、パースは疑い(不安)から信念(穏やか、満足)に至るプロセスが探究であるといいます。そして、考える事はそもそも行動であり、疑いが信念に至る過程でどんどん修正されるものであるとのことでした。

 

3番目に発表をした小川泰治さんは、子どもの哲学の「哲学」の意味とはなにかという問いを出発点とし、様々な研究者の考えを提示しながらp4cについてお話くださりました。p4cは子どもがわめいているだけで哲学とは違うという意見を紹介しながらも、批判的思考を養うための哲学(p)と学術的な哲学(P)は違うという考えを提示します。ここから、学術的な哲学と哲学対話の哲学は全く違うのか、共通点はないのかという問いが出されました。p4cについて、それは答えを見出すものであるという考えや思考の遊び場としてのp4cという考えを提示し、理性的、思考的な要素ではないものを取り入れた、reasonとpassionをつなぐものとしてのp4cについてお話くださりました。

 

 

3人の発表の後、参加者全員で輪を作り、哲学対話の形式で発表者への質問とディスカッションが行われました。この対話パートでは、主に哲学対話のルールについてと、哲学対話の場の知的安全性(セーフティ)についての話がなされていました。

3人の発表者や実際に対話の実践を行っている方々がセーフティを重視したルールの提示やファシリテーションを行っているという点から、ルールは教え込みではないのか、そもそも常にルールを議論できる場であることが哲学対話なのではないかといった話が出てきました。

また、セーフティに関して、自由に発言していく中で政治や宗教、ジェンダーと言った話に流れていき知らぬうちに傷つく人がいるのではないかという問いが発され、そこからさらにそもそもなぜ政治や宗教で気を害するとタブー視するのかという問いが出されました。この問いを受けて、オープンに問う場を作るということの難しさについての話に移っていきました。

 

対話が盛り上がってきたところで時間が来てしまい、哲学対話が終わるときと同じ雰囲気の中でワークショップが終了しました。哲学対話を数多く実践していくことも当然重要ではあるが、それだけではなく、実践を支えていく理論的な研究を行っていくこと、そしてそれを実践者と共有していくことも哲学対話を行っていく上で重要なものであるということを感じることができるワークショップでした。

 

(レポート執筆:立教大学大学院文学研究科博士前期課程 1年 皆川朋生)

 

2016年09月26日

第2回大会:ワークショップレポート WS8

8月27日、28日に実施した、哲学プラクティス連絡会 第2回大会。
本大会で実施いただいたワークショップにつきまして、スタッフによるレポートを掲載していきます。
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■ワークショップ8:哲学ウォーク 池袋キャンパス内(主催:河野哲也)

哲学ウォーク」は、哲学者のピーター・ハーテロー氏が考案した、哲学プラクティスの方法論のひとつである。哲学的な名言を一人一つ覚え、特定の場所を歩きながら、その名言にふさわしい場所を探し、質問し合う、という内容のもの。今回は、哲学プラクティス連絡会代表/立教大学文学部教授の河野哲也先生により、立教大学池袋キャンパス内とその周辺で実施された。

 

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具体的な手順は、以下の通り。
1. スタート地点で、哲学者の名言が書かれた短冊を一人一枚取り、その言葉を覚える。
2. 列になって無言で歩く。
3. 名言にふさわしいと思った場所で各自手を挙げる。
4. 名言を発表する。
5. なぜこの場所かを説明する。
6. 他の人は一人一つ質問をする。
7. その中から一番いいと思った質問を選ぶ。
(3.~7.を歩いている間に各自おこなう。途中でストップをかけずにゴール地点に到達してしまった人は、その場所で発表する。)
8. ウォーキングが終わった後、選んだ質問に答える。

 

人数は、多くて10名程度。名言は、おこなわれる場所の性質に合わせて選定する場合もあり、敢えて重複するものを混ぜておくこともあるという。事前にルートと言葉さえ選んでおけば、その場でファシリテーションをする必要があまりないのが特徴である。

河野先生を先頭に、一行は無言でキャンパスの内外を散策した。さまざまな場所を散策していく中で、手が挙がったのは、道路に植えられた木、歩行者用信号、モダンな校舎、排気口、教会、看板など。

 

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例えば、大学の外の歩行者用信号の前で手が挙がった際には、エーリヒ・フロムによる「人生の意味は一つしかない。それは生きるという行為それ自体だ。」という名言が読まれた。人生には、赤信号も、青信号もある。人間は、立ち止まったり、進んだりしながら、ただひたすらに生きているのではないか。この説明に対しては、「人生に信号は必要ですか?」などの質問が投げかけられた。

 

このような調子で、11名による発表と、それに対する質問がおこなわれていく。

 

最後に教室に戻ってきた際には、8.の質問に答える時間が設けられず、参加者の間で感想の共有のみがおこなわれた。最も多かったのが、具体的な者や風景に即して抽象的な言葉を考えることで、言葉への新たな向き合い方が生まれてくる、という意見であった。これは、考案者のハーテロー氏が最も意図していたことだと河野先生は言う。また、複数人で黙って歩くことで、他者の目線に触発されながら、逆に思考を自分の中で深く反芻できた、という意見もあった。

 

私も参加してみて、印象的だったのが、つくりこまれた名所ではない何気ない場所の方が、言葉や考えを引き出せる場合が多いということである。池袋キャンパスの美しい正門や中庭の周辺では誰も手を挙げず、信号、道端の木、排気口など、普段は見過ごしてしまうような物や風景の前で手を挙げる方がとても多かったのである。哲学ウォークは、具体的な物や風景を通して抽象的な言葉について考えるだけでなく、逆に抽象的な言葉を通して具体的な物や風景を改めてじっくりと見直してみる機会にもなり得るように感じた。

 

(レポート執筆:石橋鼓太郎)